皇居ラン。
◆前回の記事で、無事に長女が誕生したことを報告したが、当ブログを読んでいただいている方から、多数お祝いのお言葉を頂戴した。この場を借りて、心より御礼を申し上げたい。
さて我が子であるが、もうすぐ産後1ヶ月となるが、すくすくと育っている。顔に発疹のようなものができていて、父親の私としては非常に心配しているのであるが、家内の話では産後すぐの赤ちゃんにはよくある現象らしく、時間経てば治るらしい。
古典的で典型的なサラリーマンである私は、産まれる前は当然育児にはほとんど関わらないだろう、などと思っていたが、ミルクをあげたり、オムツを替えたり、お風呂に入れたりと、自分でも意外なぐらい育メンっぷりを発揮している。
◆これ以上、子供のことばかり書いていると、ますます私の親バカが露呈するだけなので、今回は別のネタを・・・。
ということで、今回の記事のタイトルは「皇居ラン。」なのであるが、最近、皇居の周りを走ることが流行っているのは、けっこう有名な話である。
皇居は一周が約5kmで、歩道は信号が一つもなく、走るには最適の場所らしい。また、ところどころに交番があり、防犯面でのリスクも少ない。
皇居周辺には、ロッカーを借りたり、シャワーを浴びたりできる「ランステ(Running Station)」なるものがけっこうある。
実はちょうど一カ月ぐらい前、私も皇居ランをやった。はっきり言って私は走るのが嫌いなのであるが、なぜそんな私が皇居ランなどを・・・。
動機は極めて不純である。ある取引先との宴席の場で、たまたま私の前に座っていた先方の若い女性社員が、週1回ペースで皇居ランをしているらしく、とても爽快で気持ち良いとのことで、「今度ご一緒にどうですか?」と誘われてしまったのだ。
酔っていた勢いで、「いいですねー!ぜひやりましょう!」なんて適当に言ってしまったが最後、数日後に本当にお誘いメールが届いてしまった・・・。社交辞令と思っていた私が甘かった。
今さら断るわけにもいかず、平日の夕方、会社を一時的に抜け出して参戦した。私一人では不安だったので、後輩を一人連れて参加した。その後輩も私と同様の生活を送っているわけであるから、5kmも走るなど嫌だったに違いない。
先方も、もう一人仲間の女性を連れてきており、合計4名で走った。その二人は、いつも一緒に走っているらしく、ゆっくりとしゃべりながら、2週=つまり10km走っているとのこと。
「私たちは初心者なので、今日は1週にしませんか?」なんて恥ずかしいことを私の口からは言えないので、代わりに後輩に言わせることにした。(私はこんな酷い先輩である。笑) すると、「いいですよー。そうしましょう!」ということになり、さっそく走り始めたわけである。
女性のペースで、ということで、前列に女性2人、その後ろに我々2人が並んで着いていくという隊列。8月初旬なので本来ならば酷暑のはずであるが、その日は雨が今にも降りそうな天気で気温もそれほど高くなかかっため、意外と走りやすく、最初のほうは確かに爽快感は感じられた。
が、残り1/4ぐらいから、見通しの良い直線が続き、それが妙に辛さを増幅させる。そんな直線をなんとか走り抜き、あと数百メートルぐらいのところまで来たところで、
女性A「ぜんぜん平気そうじゃないですかー。さすがですね!」
私「いや、平気ではないですけど、なんとか行けそうですねー。」
女性A「じゃあ、もう1週行っちゃいましょう!」
私と後輩「はぁ!?」
というやりとりの後、自動的に2週目がスタートしてしまった・・・・・。
◆ランニングが終わった後、4人で軽く飲んで帰った。私にとっては、走ることよりもこっちのほうが主たる目的だったのだが、この日ばかりは楽しく飲む気にはまったくならなかった。
身体は完全にぐったりしていていて食欲はなく、足も痛くて、酒を飲んでいる場合ではない感じだった。こんなにまずいビールは初めてであった。
軽くさくっと走って、それからまた会社で一仕事しようと思っていたが、さすがに無理であった。
今思えば、見栄を張らずに、私だけ5kmで止めれば良かったと本気で後悔している・・・。
◆あの日のことを思い出しながら書いていると若干気分が沈んできた。
ちょうど今、赤ちゃんが泣き始めたので、抱っこして気分転換をしてくることにしよう。
お子様の誕生、おめでとうございます。
自分の子供が生まれたころのことを思い出しました。皇居ランの記事、楽しく読ませていただきました。もしかして飲んだ時に、次の皇居ランを約束したのでは?
by SORI (2011-09-18 07:59)